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“地域を旅する大学” さとのば大学 日本全国の地域を旅して学ぶ、
新しい学びのスタイル

ABOUT さとのば大学について

さとのば大学は、地域に暮らしながら実践するプロジェクト学習を軸とした新しいスタイルの市民大学です。全国各地の在校生や地域共創領域のトップランナーである講師陣とオンラインで繋がりながら、理論のインプットと対話で学びを最大化していきます。
通信制大学とのダブルスクールで、学士の取得も目指せます。

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さとのば大学の3つの特長

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    キャンパスがない

    日本全国の地域が
    学びのフィールド

    1年間ずつ4つの地域を巡り、地域という「小さな社会」の中で他者と関わり合います。他者を通じて一人ひとりが自分を見つめ、心の豊かさや興味関心を追求するとともに、地域の課題に自分事として向き合うことで実践力を身に着けていきます。さらに1年ごとに移住することで視野を広げ、自分らしいキャリアの可能性を拓きます。

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    テストがない

    偏差値ではない
    人間力を重視

    偏差値や学力では測れない人間力や課題解決力、プロジェクト実行力といった、これからの社会で生き抜くための能力を重視します。16のコンピテンシーから成る4つの能力を「わたし」「わたしたち」の視点で追求し、リフレクションや滞在地域で関わった人たちからのフィードバックを通じて学びの到達度を確認します。

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    "正解"がない

    成功も失敗も
    肯定しあうコミュニティ

    人口減少待ったなしのこれからの社会に正解はありません。地域で活躍するソーシャルビジネスの先駆者や多彩な社会起業家・活動家とともに社会について考え、ひとりひとりの新たなトライを肯定しあうコミュニティのなかで、安全に転ぶ経験を重ねながら「自分が本当にやりたいこと」を探り、深めていきます。

目指す人物像

地域共創人材 “わたし”に根ざし、“わたしたち”として、
地域から、「ほしい未来」をつくる。

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“わたし”に根ざし、

はじまりは、“わたし”。
誰かに頼まれたわけではない。

これをやってみたい。これをなんとかしたい。
ひとりひとりの願いが、プロジェクトにいのちを吹き込む。

“わたしたち”として、

はじまりは、ひとりの願いだったけれど、
それは本当は、みんなも秘めていた願いだった。

これをやってみたかった。これをなんとかしたかった。
“わたし”の願いは、”わたしたち”を代表していただけだった。

ひとりだけでもできたことはあったけれど、
みんなだからこそ、できることが増えていく。

何より、みんながいるからこそ、 学びは深まる。
“わたしたち”だからこそ、
“わたし”の可能性はぐんぐん広がっていく。

地域から、

さとのば大学の現場は、日本全国の地域。
そこには多様な価値観がある。多様なリソースがある。
多様な課題もある。
そして、それと向き合う多様な人たちがいる。

他のどの地域とも似ていない、それぞれの地域の中で、
他の誰とも似ていない、
それぞれの自分らしさが引き出される。

そこでは、これまでの“わたし”は一度とけてゆき、
新しい“わたし”として生まれ直す。

“わたし”に根ざし、 “わたしたち”として生きる、
最初の一歩として最高の舞台が、地域にはある。

「ほしい未来」をつくる。

誰もがモヤモヤを抱えて生きている。
そして、モヤモヤの奥には、
ひとりひとりのほしい未来がある。

でも、それは、待っていてもやってこない。
“わたし”のほしい未来は、
やっぱり”わたしたち”でつくるしか、ない。

誰かに「やらされている」わけではない。
かといって、「やらねば」と気負いすぎているわけではない。
もっといえば、「やりたい!」という思いだけで、
やっているとも限らない。

一周巡って、
「これは、自分のしごとなのかもしれない」という、
前向きに受け入れるしかない、
むしろ、それを待っていたような清々しい決意。
あるいは、何周か巡って、
「やらせていただいているのかもしれない」という、
たまたまのご縁に感謝するしかない、新しい境地。

さとのば生のあり方の指針 SATONOVA WAY

さとのば大学では「共創」の土台である「I / WE」「内向き / 外向き」という2軸をもとに、次の4つのアプローチで整理し、カリキュラムデザインの柱であるSATONOVA WAYを定めています。これらの2軸は二項対立ではなく重なり合い、順番に起こるものではなく同時に起こっています。さとのば大学の卒業生は、この2軸のバランスに優れているからこそ、地域共創人材として、自分や他者、地域の資源をいかしながら、多様なステークホルダーとともにこれからの社会をつくっていくキーパーソンになります。SATONOVA WAYと 16のコンピテンシーをベースに、成長指針を独自のルーブリックで明確化し、学生・連携地域・大学とで共有することで、未来に資する人材を育成していきます。

  • I(わたし)/WE(わたしたち)

    対話やリフレクションを繰り返すなかで、“わたし”の範囲が広がり、だんだん“わたしたち”になっていく。エゴイストのようにひたすら自分の意見を押し付けることもなく、かといって、事なかれ主義者のように自分の意見を押し殺すでもない。自分のことを理解する方法を知っているからこそ、他者の背景を理解しようとすることができる。ひとりひとりの問題意識は、システム全体の問題の反映であることを自覚し、より大きな視点で解決策を考えようとする。それぞれに強みや弱みがあるからこそ、自力と他力を掛け合わせて、ひとりではできなかったアイデアを実現できる。わたしは、わたし。わたしは、わたしたち。

  • 内向き/外向き

    植物が成長に合わせて、しっかりと根を張るように、外に向かうためには、内向きに力を蓄える必要がある。ソーシャルイノベーションの理論として知られる『U理論』では、「変革者としての我々の行動が成功するか否かは、何をするか、どのようにするかではなく、どのような内面の場から行動するかにかかっている」と指摘している。何かを形にしようとするとき、無意識の価値観やメンタルモデルといった内面の場が投影されていくとすれば、そのパターンに自分自身が気づいていることが重要になる。「わたしはどんな可能性を秘めているのか」「わたしたちの手元には、すでに何があるのか」。↓の質が、↑の質を決める。

こんな学生を待っています

わたしの未来、社会の未来に
関心と好奇心をもって、探究できる人。

地域の未来に関心がある。地域に貢献したい。けれど地域とどうやって接点を持ったらいいか分からない。将来何がしたいかはまだわからないけれど、自分らしい仕事で食べていきたい。座学ではなく実践的な学びで力を付けたい。そんなあなたの新しい一歩をサポートします。

想定される進路

(2021年4年制をスタートしたため
2025年3月に4年制卒業生輩出予定)

さとのば大学では、自分や他者、地域の資源をいかしながら、
多様なステークホルダーとともにこれからの社会をつくっていくキーパーソンの輩出を目指しています。

  • 地域に根ざす仕事

    地域企業、地方自治体、
    地域おこし協力隊などに就職

  • 都市と地域をつなぐ仕事

    企業、NPOなどに就職

  • 起業、フリーランスなど

    マイプロジェクトを発展

など、活躍の場は無限大です。

学長・副学長

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    名誉学長(Chief Co-Learner)

    井上 英之

    1971年生まれ。日本で「ソーシャルイノベーション」や「社会起業家」という言葉を定着させた貢献者のひとりであり、「マイプロジェクト」という手法の生みの親。スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー日本版共同発起人。2001年よりNPO法人ETIC.にて、日本初のソーシャルベンチャー向けプランコンテスト「STYLE」を開催するなど、社会起業家の育成・輩出と市場の創出に取り組む。2003年ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京を設立。2005年より慶應義塾大学SFCにて「社会起業論」などの実務と理論を合わせた授業群を開発。2021年度まで慶應義塾大学大学院特別招聘教授。

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    副学長

    船橋 力

    1970年生まれ。1994年上智大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社しODAプロジェクトを手がける。2000年、株式会社ウィル・シードを設立し企業と学校向けの体験型・参加型の教育プログラムを提供する事業を手がけた。2009年には世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出。Table for Two、Beyond Tomorrow、MORIUMIUSと3つの非営利団体を立ち上げメンバー。2014年に文部科学省・官民協働海外留学創出プロジェクトのトビタテ!留学JAPANを立ち上げ、プロジェクトディレクターに就任。現在はエグゼクティブアドバイザーに。その他、Asian Leaders Connecting Hub/CEO、あしたの寺子屋創造プラットーフォーム代表を務める。

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    副学長・カリキュラムデザイン

    兼松 佳宏

    1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」 をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。 その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 16年より京都精華大学人文学部特任教員として、ソーシャルデザイン教育のためのプログラム開発を手がけ、22年より「さとのば大学」副学長に就任。著書に『ソーシャルデザイン』『beの肩書き』、連載に「空海とソーシャルデザイン」など。秋田県にかほ市出身、長野県北佐久郡在住。現在、高野山大学大学院修士課程(密教学専攻)在籍中。

発起人の想い

解決できないような課題を取り扱うことには苦しさが付きまといます。その課題や自分自身と向き合い続けるためにも、「ほしい未来」を小さくても形にできる安心感や、ともに成長しあえる仲間の存在が大切です。
私たちはつい、すぐに答えを探してしまいますが「これが答え」と結論を出す方法ではなく、「答えって何だっけ」と本質に迫る方法を学ぶ。自分たちで問題を考えて、自分たちで学び方を考えていく。さとのば大学は、こうした学びを大切にしています。
ともに学びあいながら、自分たちの未来を自分たちごととして考え、誰しもがほしい未来を創るために挑戦できる。
そんな未来を、さとのば大学では描いています。

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さとのば大学 発起人

信岡 良亮

1982年生まれ。同志社大学卒業後、東京でITベンチャー企業に就職。大きすぎる経済の成長の先に幸せな未来があるイメージが湧かなくなりその後退社。
人口2400人弱の島根県海士町という島に移住し、2008年仲間と共に「持続可能な未来へ向けて行動する人づくり」を目的に起業。
6年半の島生活を経て再び上京。都市側からもアプローチし、都市と農村の新しい関係を創ることを目指し、現在さとのば大学を運営する株式会社アスノオトを創業。

2023年6月号Forbes JAPAN
「NEXT100 世界を救う希望100人」にて、
世界の課題解決・地域課題解決を
志向する「新・起業家」の一人に選出。

沿革

  • 2015年
    都市と農村の新しい関係を創ることを目指し、信岡 良亮が株式会社アスノオトを創業し代表取締役に就任。
  • 2016年
    社会人向けのオンライン講座として地域共創カレッジを開講、1期生の受け入れスタート
  • 2018年
    4年制大学としてのさとのば大学を構想し、クラウドファンディングにて300名以上の寄附を集める
    https://camp-fire.jp/projects/view/71023
  • 2019年
    社会人向けの市民カレッジとしてさとのば大学を開校
  • 2021年
    4年制プログラムの提供をスタート、1期生受け入れ開始
  • 2022年2月
    名誉学長に日本のソーシャルイノベーションの第一人者である井上英之が就任
  • 2023年1月
    副学長に社会起業家である船橋力が就任

運営法人

  • 会社名
    株式会社アスノオト
    (英文社名:asunooto.co.,ltd.)
  • 設 立
    2015年5月22日
  • 資本金
    3,200,000円
  • 代表者
    代表取締役 信岡 良亮
  • 所在地
    〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21
  • 事業内容
    人材育成・教育事業、ICTを含めた
    コミュニケーション・コンサルティング