2025/06/07-2024/09/13
【大学生・社会人向け特別ゼミ】「地域コーディネーター論」ゼミ生募集

地域を旅する大学「さとのば大学」では、地域で活動する人の“学びの場”として、さとのば大学に正規入学しなくても一部の授業に参加できる「単科履修制度」をご用意しています。
その中でも、昨年度多くの反響をいただいた特別ゼミ『地域コーディネーター論』を、今年度も開講!講師は、地方創生に関わる人材活用制度設計の専門家として、総務省地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャーなどの制度づくりに関わってきた西塔大海さん(今春より、さとのば大学 副学長でもあります)。
課題図書をもとに、「地域コーディネーター」という仕事に必要な視点やスキルを、現場に即したかたちで学びます。
「協力隊として今後のキャリアを考えたい」
「いつか地域に関わる仕事をしていきたい」
「どこかで学び直しのきっかけが欲しい」
そんな想いが少しでもある方は、ぜひ気軽にご参加ください。
現役の地域おこし協力隊の方も大歓迎です!
「地域コーディネーター論」について(シラバスより)
地域コーディネーターの仕事は、実践経験から学ぶことが重要です。「まずはやってみる」という精神は欠かせないでしょう。一方で、実践は、自分の成功パターンを固定化してしまうことがあります。「私はこれが得意な人」「私のやり方が一番」という視野狭窄は思わぬ壁にぶつかることになります。
自分で意識的に視野を広げ、物事を俯瞰的に見るためには、読書の学び方も体得しておきましょう。学びの場が決して多くはない地域の中で、一人でも学び続けることができます。
このゼミではそうした読書による学びを習慣化することを目指して、課題図書を読んでいきます。
(課題図書をベースに授業が進むため、ゼミ時間外の読書時間必須です。)
学長・兼松より
「未来共創人材」の輩出を目指すさとのば大学では、1-2年での基礎的な学びを終えると、3-4年では、それぞれの個性がいかされていくような、卒業後のキャリアを見据えての発展的な学びのフェーズへと入っていきます。今回の「地域コーディネーター論」はその一環で、さとのば大学3年生とともに授業を進めてゆきます。
これから地域での仕事を目指したいという方にとっては、酸いも甘いも含めて、より解像度が高まる機会になると思います。また、すでに地域コーディネーターとして活動されている方はぜひ、今まさに向き合っている具体的な事例をぜひ共有してみてください(もちろん可能な範囲で)。
”単科履修生”もさとのば生。ゼミの時間だけでなく、専門家である西塔さんをはじめ経験豊富な仲間に気軽に相談できたり、ふと次のヒントが見つかったりするような、”学び合うコミュニティ”へのご参加を、ぜひお待ちしています。(「課題図書をベースにゼミが進むため、ゼミ時間外の学習時間必須」という点、何卒ご考慮を◎)
昨年度の受講生の声
・毎回課題となる本があり読み進めていくなかで地域コーディネーターとしてのあり方や関わりにたいて考えディスカッションできました。皆さんのバックボーンや専門も様々で切り口、考え方について勉強になりました。また、最終でお勧めの本を共有するとき自分がこれまで全く触れていなかったテーマが多く皆さんのフィールドの広さ豊かさが印象に残っています。
・本を読む習慣をつけたい人におすすめです!本を読んで様々な人と意見交換をしていくうちに本を読むことがとても楽しくなってきます。
開催概要
開催日程:
① 6月7日(土)20:00-21:30
② 6月21日(土)20:00-21:30
③ 7月5日(土)20:00-21:30
④ 7月19日(土)20:00-21:30
⑤ 8月23日(土)20:00-21:30
⑥ 9月13日(土)20:00-21:30
開催場所:
オンライン(ZOOM)
参加費:
一般:45,000円
大学生:15,000円
さとのば関係者:15,000円
※課題図書の購入費用は上記に含まれません。ご自身で入手願います。
対象:
・地域コーディネーターに興味がある
・地域コーディネーターとして働いている
募集人數:20名
締め切り:5月30日(金) 18:00
※定員となり次第締め切ります。
課題図書(予定)
本ゼミは課題図書を参考にしながら進行します。実際に使用する課題図書は参加者の方へご案内いたします。
※課題として取り上げるのは各書籍の全部または一部です。また課題図書は変更または追加となる可能性があります。
・『地方消滅2-加速する少子化と新たな人口ビジョン』 (中公新書 )人口戦略会議 (著)
・『8がけ社会――消える労働者 朽ちるインフラ 』(朝日新書) 朝日新聞取材班 (著)
・『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること 』(講談社現代新書) 河合 雅司 (著)
・『日本の地方政府-1700自治体の実態と課題 』(中公新書 ) 曽我 謙悟 (著)
・『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか』(毎日新聞出版) 毎日新聞取材班 (著)
・『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)広井 良典 (著)
※書籍は千円前後のものが中心です。取り上げる書籍は変更になる場合があります。
*参考書籍
『人口戦略法案 人口減少を止める方策はあるのか』 山崎 史郎 (著)
講師
西塔大海(さいとう・もとみ)
1984年生まれ。合作株式会社取締役。本と山と温泉が好き。
大学院時代に東日本大震災の被災地にて震災復興事業の立ち上げに参画。その後、福岡の里山に移住。地域おこし協力隊として、移住促進、関係人口、空き家活用などの活動を開始。地方創生に関わる人材活用制度設計の専門家として、総務省地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャーなどの制度づくりに携わっています。北海道から九州まで全国30以上の地方自治体で活動中。2020年には合作株式会社を創業。リサイクル率日本一のまち・鹿児島県大崎町にてサーキュラービレッジ構想も展開しています。特に企業版ふるさと納税を通した、地方自治体と都市部企業の共創事業の創出をサポートしています。総務省地域おこし協力隊アドバイザー、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。