さとのば大学卒業後に想定される進路は多岐にわたり、企業や地方自治体、NPOなどへの就職、地域おこし協力隊への参加、さらには自身のプロジェクトを発展させて起業やフリーランスとして活躍するなど自分らしい働き方を実現し、自分や他者、地域の資源をいかしながら、多様なステークホルダーとともにこれからの社会をつくっていくキーパーソンの輩出を目指しています。
これからの社会に必要な人を育てているとご評価いただき始めており、近年中には、地域企業や共創企業と指名ドラフト会議を開催したり、コミュニティを活かした起業や就職の選択が増えればと準備を進めています。
AIや技術が進化しても、人間にしかできない仕事や役割は確かに残ると予測されます。
その時に必要になるのは、「正解のない状況で、自分で問いを立て、仲間と動き、学びながら進み続けられる力」ではないでしょうか。
さとのば大学は、そんな「どんな未来、どんな場所にも通用する“生きる力”を育む場所」です。だからこそ、就職や進学の選択肢を広げるだけでなく、自分らしくしなやかに「ほしい未来」を生きる道へつながる場となると信じています。
これまでの進路実績
さとのば大学は2020年に4年制の形をスタートし、2025年3月に初めて1名の卒業生を輩出しました。4年制の卒業生第1号にあたるこの卒業生は、在学中から大手通信制高校に就職し、行政/企業と連携し、体験学習(課外活動)の企画/運営を担当しています。4年制の前身として1~2年間のプログラムに在籍した方々は、大手家具メーカーの総合職として就職した方や、老舗の食品メーカーへの就職した方、フリーランスとして教育に携わる方など、それぞれの形で社会との関わりを広げています。
キャリア支援の取組み
さとのば大学では、既存の就職活動の形にとらわれず、学生一人一人に寄り添ったキャリア支援の提供、および社会接続の機会を提供しています。
・学生1on1およびキャリア相談
・社会人との交流機会の提供
・地域留学先等でのインターンシップの紹介
・企業経営者、採用担当者向けの成果発表会の開催


企業採用担当者などから寄せられた声
学生の成果発表会にご参加いただいた企業経営者、採用担当者の方々よりいただいた感想をご紹介します。
・非認知能力の高さを感じた。
・自分の力だけでなく、他者の力を借りながらやっていく力がある。
・「人が好き」な学生が多いように思う。
・身近なところから興味関心を見つけることが大切。それが地域での学びで実現できているのだと感じた。
・今の20代は体験量が少ないと言われることもあるが、さとのば生はすでにこれだけ行動を起こしていることの差が大きい。
本当の意味で持続可能な社会を作っていくのならば、必要なのは自ら考えることができる若者を育むことだと思っています。その端緒、モデルとなる学生たちがさとのば大学にはいるんだなと強い希望を感じました。
(松井佑介さま 株式会社コンピュータ技研 代表取締役)学生のみなさんが行動を第一に考えているのがとても印象的でした。良くも悪くも結果は行動しないと得られないので、成長の源泉である行動力の重要さをしっかり伝えてらっしゃるのだと思いました。
(安藤 友之さま 株式会社FoundingBase 取締役)こんな若者がたくさん増えたら、日本もおもしろくなる!とわくわくしました。素直で体験からたくさん学んで、すごく素敵な学生生活送ってますね。もっともっと思い切り愉しんで、社会人になっても、人生愉しんでほしい!
(宮平崇さま 株式会社Dreams 代表取締役)
学生×企業で創る「アウトプットデー」レポート
