【プレスリリース】新しい学び方を定義した書籍「学び3.0(仮)」の出版クラウドファンディング 150名以上の寄附を集め、目標金額を達成!
株式会社アスノオト(所在地:東京都千代田区、以下当社)代表取締役の信岡良亮は、国内大手クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、これからの時代を共に創っていくための学びのあり方を考える書籍「学び3.0」の出版を目指すクラウドファンディングを実施し、目標金額である180万円を達成いたしました。
【出版プロジェクトの目的と達成までの経緯】全国各地で広がる新しい学びへのチャレンジを伝え、社会に一石を投じたい
著者の信岡良亮は、正解が分からない時代に自分として生きるための力を育むことを目指し、2018年に「地域を旅する大学 さとのば大学」を立ち上げました。
さとのば大学は、特定のキャンパスを持たず、学生が日本各地の地域に留学しながらプロジェクト学習で力をつける、これまでにない新しい学び方を実践する市民大学です。
これまで5年間の大学運営を通して、学生が地域に飛び込み主体的に多様な人と関わり合いながらアウトプットを生み出していく学び方への共感が広がり、さとのば大学では先進的な探究学習や学びの形に取り組む高等学校22校との連携協定を締結いたしました。
そんななか今回、書籍の出版に至った背景には二つの目的がありました。
一つは大きく変化する社会のなかで模索しながらも形作られつつある新しい学びの姿を伝えること。
もう一つは、この先必要な学び方とは何かを社会に問いかけ、ともに考えていくきっかけをつくることです。
そこで本書籍では、さとのば大学の事例をはじめ、従来型の教育システムへの挑戦を続けている各地の挑戦を多数収録。同時に出版そのものをクラウドファンディングのプロジェクトとして社会に投げかけることで、学びのあり方をともに考える仲間を募ってまいりました。
そしてこの度、およそ30日間にわたる募集の結果、153名から1,856,111円の寄附を集め、目標金額を達成いたしました。
書籍は2024年3月(予定)の出版に向けて準備を進め、ご支援いただいた方へのリターン発送をはじめ、書店発売等でお届けしてまいります。
書籍の概要
書籍名:『学び3.0(仮)』
出版:2024年3月(予定)
著者:信岡 良亮(のぶおか・りょうすけ)
プロフィール:
1982年生。同志社大学卒業後、都内ITベンチャー企業で勤務。大きすぎる経済の成長の先に幸せな未来があるイメージが湧かなくなり、2007年6月に退社。小さな経済でこそ持続可能な未来が見えるのではないかと島根県・海士町に移住し、2008年に株式会社巡の環を仲間と共に起業。
6年半の島生活を経て、2014年5月より東京に活動拠点を移し、2015年株式会社アスノオト創業。2018年に地域を旅する大学「さとのば大学プロジェクト」を発起し、クラウドファンディングで300名以上の方の支援を集め資金調達を達成。2019年7月より開講。株式会社アスノオト 代表取締役。
学び3.0について
書籍では、学びのあり方を「学び1.0」から「学び3.0」までの大きく3つに分けて捉えています。
「学び 1.0」は、教室での集団学習に代表される、正解を学ぶことに最適化したインプット型の学びであり、「学び 2.0」は、探究学習に代表される、生徒が自分の興味関心や状態をもとに学びをデザインしていく主体的な学びです。
どちらも基礎学力を養い、学び手本人が主体性をもって学習に取り組むためには欠かせない学び方ですが、あくまで学びの一つの側面にしかすぎません。
そのうえで「学び 3.0」を、実際の社会の中で求められる「チームで動く力」を学習段階で意識しながら、個人の興味関心と掛け合わせることで共創的なアウトプットを生む学びと定義し、正解のない問いに対して立ち向かうために求められる、新しい学び方であると位置づけました。
正解が分からないこれからの社会では、個人ではなくみんなで多様な意見を出し合い、互いに学びながら物事を進めていくことが重要です。本著では、さとのば大学でも実践してきた「共創的な学び方」を紹介するとともに、新しい学びのあり方を模索している全国各地の取り組みから、これからの社会にとってより良い学びとはどういうものかを考えます。
書籍の内容
本著では、「さとのば大学」が生まれた背景や概要だけではなく、全国各地の学びへの挑戦を多数収録しています。
▼紹介する事例(一例・予定)
・ドルトン東京学園中等部・高等部
・宮崎県立飯野高等学校
・Co-Innovation University (仮称・2024年10月文科省申請予定) など
教育や人材育成に携わる方々、現代の学校システムや学びのあり方に違和感を持っている保護者の皆さまに、実際に現場で新しい挑戦をしている方々の生の声をお伝えすることで、ご自身の教育・子育て現場での実践のヒントを持ち帰っていただける内容を目指しています。
さとのば大学について
特定のキャンパスを持たず、地域留学しながら実践するプロジェクト学習で学ぶ新しいスタイルの市民大学。地域での探究で得た学びを、週に3日のオンライン講義で最大化し、「地域共創人材」の輩出を目指す。2018年にクラウドファンディングで300名以上の寄附を集め、2019年に創設。
現在、通信制大学との併用で高校卒業後の進路として学士の取得も目指す4年制「旅する大学コース」のほか、休学中の大学生などに向けた10か月間の「ギャップイヤーコース」、すでに地域で実践に取り組む方に向けた8か月間のオンラインプログラム「マイフィールドコース」を開講する。