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NEWS お知らせ

【高大連携】新潟県立六日町高等学校で「対話・インタビュー」のワークショップを開催しました

さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする学校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。その一環として、さとのば大学の学びのエッセンスを盛り込んだ中高生向けプログラムを提供しています。

■「インタビューを通して、“聴く”から始まる学びを体験」

8月1日、六日町高等学校(新潟県)の1年生160名対象に「対話・インタビュー」をテーマにした出張ワークショップを開催しました。

授業はチェックインから。3人1組で「最近気になっていること」を話す小さな対話からスタートしました。会場は市民ホールでちょっと緊張感が高めでしたが、自然と笑顔が生まれ、場の空気がほぐれていきました。


① 「インタビューって?」(レクチャータイム)

インタビューとは何か、その本質をミニレクチャー。
「一問一答ではなく、相手の答えに問いを重ねること」が学びになるという話に、生徒たちも真剣に耳を傾けてくれました。


② インタビュー演習①「問いを重ねる」

一問一答を超え、対話の面白さと多様性を感じてもらう時間。

先生に対しファシリテ―ターが模擬インタビューを実施。テーマは「仕事について」。生徒たちは先生の回答をもとに、「次にどんな質問をするか」を付箋に記入。出てきた質問を全体で共有し、解説を加えながら、問いの深まりを一緒に考えました。

同じ話を聞いても、出てくる質問は一人ひとり違う。その多様さこそが対話やインタビューの醍醐味であることを味わってもらいました。


③ インタビュー演習②「問い分析」

問いについて考えました。自分たちが先ほど出した質問をワークシートに書き出し、問いの傾向を分析。「事実を聞く質問」と「思いを聞く質問」の違いを知り、 生徒たちは“聞く”にも意図や方向性があることに気づきはじめます。


④ インタビュー演習③「問いづくり」

この後、グループで地域の方にインタビューを行います。そのために質問を考えていきました。「仕事」「暮らし」「地域」などを軸に、実際に聞いてみたい質問を整理しました


⑤ 地域の方へインタビュー!

地域の方19名に対して、生徒たちがチームごとにインタビューを実施。20分×2人の方にお話を聞きました。 “聞く”ことを通じて、地域の方々の人生や想いに触れる時間となりました。


⑥ クロージング(寄せ書きメッセージ・チェックアウト)

授業の最後には、インタビューをしてみての感想と感謝の寄せ書きを書きます。地域の方々も高校生がどう感じたのかが分かり嬉しかったと、コメントしていました。

💬 参加者の声(抜粋)

「実際のインタビューを通して「この人のことがもっと知りたい!」と自分の中で思ったこと
が特に印象に残りました。」
「人によって考える質問が違うことを目で見て知れてびっくりした。自分にない考えの質問
の方法を知れて嬉しかった。」
「質問の内容が人それぞれで、なんでそんな質問が思いつくのか不思議でたまらなかった。」


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