2025.12.02

【お知らせ】学長兼松による書籍「beの肩書き［完全版］」が販売開始！（12/5～）

さとのば大学学長兼松佳宏が、このたび新著『beの肩書き［完全版］――本来の自分とほしい未来をつなげる「人生の肩書き」のみつけかた、そだてかた』（英治出版）を2025年12月5日に刊行いたします。

本書では、これまで企業研修や大学、NPOなど数千人以上に提供されてきた「beの肩書き」の他、自分と社会をつなぐための4大ワークを一挙公開！さとのば大学の教科書ともいえる1冊となりました。
ぜひ多くの方に手に取っていただければ幸いです。

ご購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4862763464/

著者からのメッセージ

こんにちは、さとのば大学学長の兼松です。私ごとながら、12/5に『beの肩書き［完全版］――本来の自分とほしい未来をつなげる「人生の肩書き」のみつけかた、そだてかた』という書籍を上梓することになりました。

「beの肩書き」とは、「私はこんな人」を表現するための肩書きであり、プロジェクトを支える土台となるものです。さとのば生は新入生合宿で、お互いのストーリーを聞き合い、最初のbeの肩書きを贈り合います。そして、さまざまな経験を折々で振り返りながら、beの肩書きを育てています。言ってみれば「beの肩書き」は、カリキュラムの重要な柱です。

他にもこの本には、モヤモヤを起点に”ほしい未来”を描く「MOYAMOYA研究」や、すでにある資源に光を当てる「リソース・クイズ」、自力と他力でアイデアを広げる「スタディホール」、それらを統合したマイプロジェクトを発起するための「ソーシャルデザイン曼荼羅」など、実際に講義で実施しているオリジナルワークも詳しく紹介しています。

目指しているのは、自力と他力を行き来しながら、自分の本当の願いとつながること。そして、それを大きな流れのなかで形にしていくこと。この本の最後には「inter-doing宣言」という聞き慣れないキーワードを提案しています。

それは「誰かに強いられること」ではなく、かといって表層的な「やってみたいこと」でもなく、「やらせていただいている感覚があること」「導かれるようにたまたまやっていること」そんなマイプロジェクトのあり方です。

この本をきっかけに、さとのば大学の現在地を知っていただくだけでなく、より多くのみなさんとつながり、個人の成長と社会の変容が一石何鳥で同時に起こるような、ソーシャルデザイン教育のカリキュラムについて研究したり、共創したりできたら嬉しいです。

兼松佳宏｜「beの肩書き完全版」著者・さとのば大学学長
1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる？」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。16年より京都精華大学人文学部特任教員として、ソーシャルデザイン教育のためのプログラム開発を手がけ、22年より地域を旅する大学「さとのば大学」副学長に就任し、25年より学長を務める。カリキュラムデザインを担当。著書に『ソーシャルデザイン』『beの肩書き』、連載に「空海とソーシャルデザイン」など。秋田県にかほ市出身、長野県北佐久郡在住。現在、高野山大学大学院修士課程（密教学専攻）在籍中。