【高大連携】さとのば生が鹿児島県立枕崎高等学校で出張授業を実施しました。
さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする学校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。
その一環として、さとのば生が母校や滞在中の地域の高校を訪問し、ロールモデルとして後輩たちの進路選択をサポートするとともに、自身の成長を振り返り、実感するための機会を創出しています。

実施内容
1月9日、さとのば大学3年生の明神光竜(ひかり)さん(鹿児島県枕崎市に滞在中)が、さとのば大学の地域コーディネーターを担当する一般社団法人地域商社推進機構 代表の下竹重則氏とともに鹿児島県立枕崎高等学校を訪問、1・2年生へ向け「地元で活動・働くことの魅力」をテーマとした授業を実施しました。
主な授業内容:
まずは下竹氏が、「枕崎クイズ」の実施や、自身の経験から生まれた問いが地域課題をビジネスで解決していく活動につながっていることなど、想いを伝えました。
またシェアオフィス・コワーキングスペースの誘致や、ゲストハウスの運営を通した地域の交流拠点づくり、トロピカルフルーツの栽培、さとのば大学の誘致など、枕崎内外の企業と協業しながら展開する多様な事業について紹介しました。
続いて明神さんが、「僕らの将来は学び舎の外にある」と題し、主に以下3点について講演を行いました。
1)さとのば大学を選んだ理由
中学生の時に不登校を経験したことを原動力に、高校時代は「観光甲子園」で入賞するなど精力的に活動、その後さとのば大学へ飛び込み間もなく最終学年が幕を開ける…という自身のストーリーを通して、「自分の常識の外へ冒険」することの重要性を伝えました。
▼明神さんのストーリーはこちらでもご覧いただけます
自分の力を試したい!在学中に起業を目指す明神さんの挑戦【在校生インタビュー】
2)さとのば大学ってどんな大学?
さとのば大学は「日本中に拠点を持って色んな人と出逢いながら生きる力を育てる大学」であると明神さんは表現。オンライン講義で深める「自分の得意な事・好きな事を社会の中で表現するための力」や「相手と良い関係を築くためのスキル」も、地域という”挑戦できる環境”で実践してみるからこそ自分の力を試していく感覚が得られるという、オンライン講義と実践が往還する学びについて、自身の体験を交えて紹介しました。
3)枕崎での活動とこれからの進路
最後に、今まで1年ずつ移住した3つの”故郷”の紹介と、移住の経験から育まれた「好きな人たちの役に立ちたい」という想いを起点とした現在のお茶農家さんでの活動と、「子どもが仕事を見て育てる社会づくりを実現したい」という願いに基づいた、事業承継をテーマとする今後の目標について発表しました。
▼Instagramで明神さんが活動の様子を発信中!
https://www.instagram.com/maku.life_satonova3/
ご参加の方々の感想
・高校生
枕崎に大学があったのは知りませんでした(※)。日本全国を旅できるのは面白いし、いい経験にできると感じました。何が学べるのかもっと知りたいです。
※地域留学先としてさとのば大学生が滞在しています。
・校長先生
他の地域を旅する事で、改めて地元のことを振り返るきっかけになると思いました。今後は社会での役割もこれまでどおりとは行かなくなっていく中で、枕崎では枕崎から出た事がない子も多いのでとても面白い試みですね。
さとのば生の感想

3年生 明神光竜(ひかり)さん
実は自分が滞在している地域の学校にお邪魔するのは初めてだったので、待望の瞬間でした!
自分自身も高校1年の頃の出会いが現在の進路の起点となったので、今回の授業が同様に誰かのきっかけとなり、次にバトンをつないでいく機会となったら最高です!
高大連携事業・出張授業・講演についてのお問い合わせ
ご興味をお持ちの方は、担当者より説明させていただきます。
お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
