【高大連携】「自分の好きや興味・関心を発見して表現してみよう」土佐塾中学校でオンライン授業を実施しました
さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする高校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。
その一環として、さとのば大学の学びのエッセンスを盛り込んだ高校生向けプログラムを提供しています。

実施内容
2025年2月、さとのば大学は高知県・土佐塾中学校の2年生を対象に、自己理解と自己表現をテーマにしたオンライン授業を実施しました。事前に先生方と行った打ち合わせでは、”生徒たちに興味関心や思考の幅を広げてほしい”というお話を伺いました。そこで、この授業は、生徒たちが自分の好きなことや興味に目を向け、自己表現を楽しむことを目的として設計しました。さとのば大学の講義で行われている「自己理解」のワークをベースに、自分の中にある「好き・興味・大切」を掘り起こしていきました。
ワーク1:2024年の印象に残った出来事・作品・モノを書き出してみよう
最初のワークでは「2024年の印象に残った出来事・作品・モノ」をテーマに生徒たちが自分の心に残るものを振り返りました。生徒たちは社会の出来事や学校行事、流行した映画や音楽などを参考にしながら、印象に残ったものを三つ選び、なぜそれが自分にとって印象的だったのか? その理由も書き出しました。まわりの生徒と共有する時間では、共通する部分や異なる点について、ワイワイと話す姿が見られました。
ワーク2:オリジナルのマインドマップを作ろう
次に、「好き」「興味ある」「印象に残っている」「大切」という四つの軸に基づいて、自分の思いをなるべく多く書き出すことで、自分にとって大切な要素を可視化していきます。

思考を進めるヒントとして、”ヒントのクエスチョン”も用意しました。
例えば、「何時間でも没頭できるものは?」「本当は行ってみたい場所は?」など、さまざまな質問に答えることで、自分の中に眠っている隠れた想いを深堀りします。このワークでも、共有タイムでは、どの教室でも活発に話しているようすが見られました。
ワーク3:Canvaを使ってコラージュを作ろう
最後に”いまの自分”を表現する制作物として、コラージュを作ります。ルールはハッシュタグを3つ付けること。まとめ方は自由です。好きなものの画像を散りばめたり、1年間の思い出として撮った写真を並べたり、自分の好きな曲の歌詞をまとめるなど、どんな形でも構いません。
ツールにはCanvaを使います。この日が中学2年生にとって、初めてCanvaを使う機会ということで、デモンストレーションを行いました。Canvaは豊富なテンプレートを活用できることが魅力です。自分のイメージに合うテンプレートを探すもよし、テンプレートを見ながらアイディアを膨らますのもよし。各々が作品制作を進めていきます。

授業はここまでとなりましたが、生徒たちはこのあともコラージュ制作に取り組み、3月に行われる発表会で作品を紹介します。コラージュ作成を通じて自己表現を楽しんでもらえたら幸いです。
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