【プレスリリース】「学び3.0」の書籍出版を目指すクラウドファンディングを11月7日より開始しました。
著者はForbes JAPAN「NEXT100 世界を救う希望100人」にも選ばれた信岡良亮。日本各地で芽吹き始めている新たな学びの先進事例を集め、より大きなムーブメントの醸成を目指します。
株式会社アスノオト(所在地:東京都千代田区、以下当社)代表取締役の信岡良亮は、国内大手クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、これからの時代を共に創っていくための学びの在り方を考える書籍「学び3.0」の出版を目指すクラウドファンディングを、11月7日(火)より開始いたします。
当社では、キャンパスを持たず、日本各地の地域に留学しながらプロジェクト学習を通して学ぶ市民大学「地域を旅する大学 さとのば大学」を運営しており、学生が社会に根差して主体的に学ぶ、これまでにはなかった学びの場づくりを実践してきました。書籍にはさとのば大学の事例をはじめ、従来型の教育システムへの挑戦を続けている各地の事例を盛り込み、次の時代を共に創るための新しい学びの在り方を提案します。
クラウドファンディングページURL:https://camp-fire.jp/projects/view/709740?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
- 【書籍出版の背景】
著者の信岡良亮は、正解が分からない時代に自分として生きるための力を育むことを目指し、2018年に「地域を旅する大学 さとのば大学」を立ち上げました。
さとのば大学は、特定のキャンパスではなく地域留学で社会生活そのものを学びの場としながら、自身の関心に沿ったプロジェクト学習とオンライン講義で学ぶ新しいスタイルの学校です。現在は4年制コースを中心に、10カ所の連携地域で学びを展開しています。
さとのば大学の学生は、地域のサポートに見守られつつも自律した環境の中で自分自身に向き合いながら、地域という社会の中で自分の興味や関心を探っていきます。そして仲間を集めてプロジェクトを立ち上げ、まずは小さく試す実践を通して、徐々にプロジェクト運営の方法を学んでいきます。
これまでの5年間の大学運営を通して実績を積むなかで、多様な人と試行錯誤しながらアウトプットを生み出していく学び方への共感が広がり、さとのば大学では、先進的な探究学習や学びの形に取り組む高等学校22校との連携協定を締結いたしました。
こうした新しい学びへの挑戦の今を伝え、より多くの方に、仲間に加わってほしいという思いで、この度書籍出版プロジェクトを立ち上げます。
- 【学び3.0とは】
書籍では、学びのあり方を大きく3つに分けて捉えています。
「学び 1.0」は、講義型の学習に代表される、既存の知を学ぶことに最適化したインプット中心の学び「学び 2.0」は、探究学修や自己調整学習のように、個々の興味や状態をもとに自らデザインする学び「学び 3.0」は、個人の関心と他者との関係性を掛け合わせ、共創的なアウトプットを生み出す学び
「学び 1.0」は、教室での集団学習に代表される、正解を学ぶことに最適化したインプット型の学びであり、「学び 2.0」は、探究学習に代表される、生徒が自分の興味関心や状態をもとに学びをデザインしていく主体的な学びです。
どちらも基礎学力を養い、学び手本人が主体性をもって学習に取り組むためには欠かせない学び方ですが、あくまで学びの一つの側面にしかすぎません。
そのうえで「学び 3.0」を、実際の社会の中で求められる「チームで動く力」を学習段階で意識しながら、個人の興味関心と掛け合わせることで共創的なアウトプットを生む学びと定義し、正解のない問いに対して立ち向かうために求められる、新しい学び方であると位置づけました。
正解が分からないこれからの社会では、個人ではなくみんなで多様な意見を出し合い、互いに学びながら物事を進めていくことが重要です。本著では、さとのば大学でも実践してきた「共創的な学び方」を紹介するとともに、新しい学びの在り方を模索している全国各地の取り組みから、これからの社会にとってより良い学びとはどういうものかを考えます。
- 【書籍の内容】
本著では、「さとのば大学」が生まれた背景や概要だけではなく、全国各地の学びへの挑戦を多数収録しています。
▼紹介する事例(一例・予定)
・ドルトン東京学園中等部・高等部
・宮崎県立飯野高等学校
・Co-Innovation University (仮称・2024年10月文科省申請予定) など
教育や人材育成に携わる方々、現代の学校システムや学びの在り方に違和感を持っている保護者の皆さまに、実際に現場で新しい挑戦をしている方々の生の声をお伝えすることで、ご自身の教育・子育て現場での実践のヒントを持ち帰っていただける内容を目指しています。
- 【クラウドファンディングの内容】
11月1日現在、各所への取材を終え、原稿制作を進めています。
2024年2月には印刷し、3月には発売・発送できるようなスケジュールを想定しています。
▼スケジュール
・2023年11月7日~12月10日:クラウドファンディング期間
・~2023年12月末日:書籍執筆、編集
・2024年1~2月:発行に向けた手続き(校正、確認、印刷等)
・2024年3月頃:書籍の発売・発送
▼資金の用途 合計180万円
(内訳)
・制作費:60万円
・デザイン費:35万円
・印刷費:60万円
・クラウドファンディング手数料:25万円
書籍は、さとのば大学の想いに賛同してくださる連携校および連携地域への配布、主旨に共感頂ける教員の方々にもお届けするほか、書店での販売も予定。各地から新しい学びの輪を広げていきます。
- 【信岡 良亮 プロフィール】
1982年生まれ。関西で生まれ育ち同志社大学卒業後、東京でITベンチャー企業に就職。 Webのディレクターとして働きながら、大きすぎる経済の成長の先に幸せな未来があるイメージが湧かなくなり、2007年6月に退社。
小さな経済でこそ持続可能な未来が見えるのではないかと、島根県隠岐諸島の中ノ島・海士町という人口2400人弱の島に移住し、2008年に株式会社巡の環を仲間と共に起業。
6年半の島生活を経て、2014年5月より東京に活動拠点を移し、 都市と農村の新しい関係を創るために2015年、株式会社アスノオト創業。2018年に地域を旅する大学「さとのば大学プロジェクト」を発起し、クラウドファンディングで300名以上の方の支援を集め資金調達を達成。2019年7月より開講。