【高大連携】かえつ有明中・高等学校にて出張授業を実施しました。
さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする高校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。
その一環として、さとのば大学の学びのエッセンスを盛り込んだ中高校生向けプログラムを提供しています。
実施概要
10月2日(水)と3日(木)の2日間にわたり、かえつ有明中・高等学校(東京都江東区)にて、中学3年生へ向けた出張授業を実施しました。
10月後半に行われる修学旅行内でのホームステイの準備として、10月2日は「地方創生ってなに?」をテーマにしたオンライン授業を実施。翌10月3日は、インタビューの準備となるワークショップを行いました。
■10月2日(水):「地方創生ってなに?」
1)グループディスカッション
「20年後の自分たちの町の人口や住民構成はどう変化するか?」といった問いを通じて、地方創生の重要性について考察を深めました。さらに、地域の人口減少が生活に与える影響や、地方創生への関心を高めるための自分たちの役割について意見を交わしました。
2)講演の視聴
環境問題や、社会はどうしたらよくなるのかという観点から、「未来を持続可能にする」ことと地域の関係性についてさとのば大学発起人・信岡が行った講演の録画を視聴しました。
3)さとのば生によるオンラインプレゼン
さとのば大学2年生の黒濱さんが、自分の得意な”情報収集と整理”を活かした、石川県七尾市での復興活動への参画について紹介しました。
震災復興を経たまちづくりの経験を語りながら、地域社会における自らの役割についての考察を共有、質疑応答では「地方創生を考える上で大事にすべきことは何ですか?」との問いに、黒濱さんは「五方よしの考え方」を例に挙げ、地域との関係を重視することが重要であると答えました。
授業を通して、生徒たちは地方創生の本質を理解し、地域に対する関心を深めました。
■10月3日(木):「インタビューシート体験 ~脱・一問一答 問いを重ねる~」
まずはインタビューの本質や役割について説明しました。その後、先生1名に話し手になってもらい、まずは講師が質問、2回目以降の質問を生徒がそれぞれ考え、Q&Aに特化したクラウドサービス「Slido」を活用して全体で共有→先生に質問する…というプロセスを繰り返しました。
インタビューの技術を学ぶだけでなく、一人一人の興味関心やその時の気持ちによって質問が変化するといった「問いを重ねる」ことの魅力を実感し、今後の活動に向けたワクワク感を高めることができました。
参加生徒の感想
・インタビューを通して相手の理解を深めるとともに相手についての冒険をしてみようと思った。
・人と関わる上で、問いやインタビューはとても大事だと学んだ。
・インタビューは相手をより知ること以外にもたくさんのことを生み出すことを知りました。
・北海道の修学旅行でのインタビューにより一層積極的になろうと思えた。
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