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NEWS お知らせ

【高大連携】生徒の「好き」から始まる探究の時間 ―福岡女子商業高校で出張授業を実施しました

さとのば大学では、一人ひとりの個性や関心に寄り添いながら、多様な進路選択と新しい学びの形をともにつくっていく高校・団体と連携し、「共に学び合う高大連携コミュニティ」の構築を目指しています。

その取り組みの一環として、進路選択や自己理解を深めることをテーマに、高校生向けの出張授業プログラムを提供しています。

今回は連携協定校である福岡女子商業高校にて出張授業を実施しました。
今回の授業では、高校生の「挑戦」をテーマに、第一部では講演、第二部ではワークショップ、第三部では座談会の構成にて実施しました。


第一部:講演「新しいモデルの大学をつくる挑戦」

講演では、さとのば大学が取り組む “越境的な学び” の実践と、変化の時代における教育の新しいあり方について紹介しました。理事長である信岡自身のこれまでの挑戦のストーリーを交えながら、

「学びは、場所ではなく“関係性”の中にある」というメッセージを伝えました。

新しい学び方をテーマにした話の中で、自分自身の将来や人生を通した学びについて考える機会になり、生徒からもたくさんの質問が飛び交いました。そのどれもが本質的で、社会の構造や地域の変化にまで踏み込む鋭い問いばかり。

福岡女子商業高校の生徒さんの探究心と柔軟な発想力が光る時間となりました。


第二部:ワークショップ「自分の“好き”と“得意”を科学する」

続いて行われたのは、生徒一人ひとりが“自分らしさ”に向き合うワークショップ。
短時間ながら、自分の原体験をもとに「好き」と「得意」を整理し、ペアでの対話を通して自己理解を深めました。

先生方のサポートもあり、PCからの参加者も含めスムーズにワークショップが進みました。ワークショップの中で、自分自身の「好き」「得意」を可視化することができ、非常に有意義な時間になりました。


第三部:座談会 「AI時代の学びと地方の未来」を語る

講演・ワークショップ後も20名以上の生徒が残り、座談会を実施しました。
講座とは異なる発言のしやすいリラックスした雰囲気の中で、「AI時代における生産性格差」「地方創生の可能性」「やりたいことと社会課題の関係」など、大学さながらのディスカッションが繰り広げられました。

生徒からは「自分がやりたいことが社会課題とどうつながるのか分からない」

と語る生徒に対し、信岡からは「社会は“正解”を探す場所ではなく、“問い”を育てる場所」というメッセージが返され、参加した生徒たちは深く頷きながら聞き入っていました。


さとのば大学より

さとのば大学では、全国の高校・自治体・企業との連携を通して、
好きから始まる学び」「越境による探究」「共創する教育」を広げています。

今回の福岡女子商業高校での出張授業は、まさにその理念を体現する時間となりました。
学びは、教室の中だけではなく、人と人が出会い、問いを交わす瞬間に生まれます。

これからも、さとのば大学は“越境”を通じて、
生徒たちが自分の「好き」と「社会」をつなげていけるような場づくりを続けていきます。

福岡女子商業高校の皆さま、本当にありがとうございました!

■福岡女子商業高校のウェブサイトにも、レポートを掲載いただきました!
https://yashima.ac.jp/fgchs/?p=8443

高大連携事業・進路に関する授業・講演についてのお問い合わせ

さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする学校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。その一環として、さとのば大学の学びのエッセンスを盛り込んだ中高生向けプログラムを提供しています。

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