【高大連携】静岡県立ふじのくに国際高等学校にて出張授業を実施しました。
さとのば大学では、新しい学びづくりにチャレンジする学校・団体と共に学び合いながら新しい教育の形を作るコミュニティを目指し、高大連携事業を展開しています。
その一環として、さとのば大学の学びのエッセンスを盛り込んだ中高生向けプログラムを提供しています。
実施内容
11月13日、静岡県立ふじのくに国際高等学校(静岡県島田市)にて、「インタビューのおもしろさを学ぼう」ワークショップを実施しました。インタビューの体験を通してインタビュー学習の意義を学び、フィールドワークでの実践に向けた心構えを整えることで、ワクワクしながら本番の充実したインタビュー実践につなげてもらうことを狙いとしました。
主な授業内容:
1)「インタビューで問いを重ねる体験」
「インタビューって何だ?!」のミニレクチャーの後、「仕事について」をテーマに、一人の先生に模擬インタビューを実施。講師の田代が最初の質問をして先生が答えた内容について、次にどんな質問をするか生徒たち一人一人に考えてもらいました。オンラインQ&Aプラットフォームの”Slido”を活用してそれぞれの質問を共有、一問を選び再び先生に質問をして、またさらなる質問を生徒が考え共有する…を3回ほど繰り返しました。また、その過程の中で、質問に正解不正解はないこと、”よい質問”とは何か、問いの深め方などについて、1つ1つ紐解いていきました。
一問一答を超え相手の回答に質問を重ねていくことの面白さや、次に出てくる質問の多様性を感じ取る体験となりました。
2)「インタビューで学べることってなんだろうな体験」
フィールドワークのグループ内で一人が話し手、他メンバーが聞き手となり、聞き手はメモを取りながら質問をするワークを行いました。模擬インタビューでの学びを活かし20問に迫る問いを重ねたグループも!またグループメンバーが初めて集う機会に、互いを知りあうアイスブレイクともなりました。
3)「よいインタビューについて考えてみよう」
インタビューを実施する上で重要な「Do(準備や実践~当日のインタビュー)」と「Be(心構え)」についてのレクチャーの後、一人一人がよいインタビューの要素を選んで共有、各グループで意見を交換しながら、インタビュー実践での指針となる「チームのクレド」を作成しました。
参加生徒の感想
・インタビューとは仕事などで使うことだと思っていたけど、日常から生まれる好奇心もインタビューに入るのだと学びました。
・みんなで次の質問を考えるうちに、質問内容が被ることがどんどん少なくなっていくことに驚きました。
・インタビューとは、一方的に質問するだけでなく、対話しながら、深めていくことだとわかった。
・聞き出しやすい雰囲気には質問攻めというより和やかな雰囲気作りの方に重点を置いた方がお互いに話しやすいんだなと学びました。その雰囲気を作るにはまず自分が素でいることが大事なのではと考えました。
・いろんな人の考えを知ることができてとても良かったと思う。自分にない考えを知ることによって、他の着眼点に気づくことができた。また当たり前としてることの大切さ、それらに気づくことの大切さを実感することができた。訪問先や、その事業についてたくさん調べてみようと思う。相手に満足してもらえるようなインタビューにしたい。
・チームで決めたクレドを大切にインタビューする時に活かしたいし、まだまだ探求活動はあると思うのでその時に活かしていきたい。
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